出産や妊娠中に入院するとき、病室のタイプが選べる病院も多いですよね。
私は切迫早産で入院した際には4人部屋、出産の際には個室を選択しました。
そこで体験したそれぞれの長所と短所について書いていきます。
大部屋
大部屋のメリット
私の友人はその時にできたお友達と3年経った今でも仲良くしていて、定期的にママと赤ちゃんで集まっているそうです。
しかし、プライバシー重視の病院では常にベッド周りのカーテンが閉められていて、友達づくりという感じではない場合もあります。
私が切迫早産で入院した病院は残念ながらそのパターンで、4人部屋で満員でしたが最後まで同部屋の人と話すチャンスはありませんでした。
大部屋のデメリット
- 4人部屋(それぞれのベッド周りにカーテン)
- テレビと冷蔵庫は個人用がベッド脇にあり
- トイレと洗面台は部屋に1つ
- シャワーは産婦人科病棟で共用
これでもかなり恵まれた環境ではあるのですが…
私が最も耐えられなかったのは同部屋の人の排泄音が聞こえてくることでした。
トイレに近いベッドだったため、同部屋の人がトイレにいくと排泄音やオナラの音がとてもよく聞こえてくるのです…
もちろん自分の排泄音も同部屋の人に聞こえているだろうと思うと、用を足すときも音を極力出さないようかなり気を使いました。
また、排泄音以外でも音についてはとても気を付けて過ごしていました。
すごく静かな病室だったこともあり、棚や冷蔵庫から物を出すときや、ビニール袋をさわるときなどもなるべく音を出さないようにしていました。
夫がよく面会にきてくれたのですが、ヒソヒソ声で話すようにし、滞在は短時間で済ませてもらいました。
Wi-Fiがなく入院中の唯一の暇つぶしはテレビでしたが、テレビは真横にあり音は出せず常にイヤホンをしていなければならなかったので、結局あまり見なくなってしまいました。
私が大部屋に入院したときは切迫早産だったので赤ちゃんはいませんでしたが、もし産後の入院で母子同室だったら赤ちゃんの泣き声で他の人に気を使ってますます疲れそうな気がします。
気にしすぎ体質の方は、大部屋だと結構つらいかもしれません。
ほかにも、空調が自分で調節できず暑くて寝れなかったり、シャワーが予約制で好きな時に入れなかったり…と、大部屋ならではのデメリットを痛感したのでした。
窓側のベッドだったらもうすこし気がまぎれたかな?
廊下側でカーテン閉め切りだと閉塞感もありますし、朝日を浴びて一日のリズムを作ることもできないので^^;
個室
個室のメリット
そんなわけで、出産で入院した際には個室を選択しました。大正解でした。
私が入院した個室はテレビ、冷蔵庫、トイレ、洗面台、シャワーが部屋の中にあり、窓からはきれいな景色が見えました。
何よりも、音を気にせず過ごせるのが超快適でした。
他人の排泄音が聞こえてくることはなく、自分も気兼ねなくトイレでがんばれました(笑)
テレビもイヤホンなしで見ることができて気晴らしになりました。
夜中だろうと好きな時にシャワーを浴びたり歯を磨いたりすることができました。
家族がよく面会に来ましたが気兼ねなく話せましたし、長く滞在してもらえました。
ほかにも、消灯後に明かりをつけっぱなしにできたり(搾乳のときなど助かりました)、空調を快適な温度にできたり、産後で疲れているところ快適に過ごせてよかったです。
また、意外なところで、自分専用の洗面台があることがとても役立ちました。
出産の際に結構出血してしまい悪露も多くて産褥ショーツがよく汚れたのですが、洗面台にビニール袋を置いて洗剤と水を入れ漬け置き洗いできました。
血まみれの産褥ショーツを夫に持ち帰ってもらうのは申し訳なかったので(笑)、自分で洗えて良かったです。
それに、洗濯した産褥ショーツは個室内の窓際に干して乾かし、次の日に使っていました。
個室のデメリット
しかし、やはり個室は料金が高いのです…。
私の入院した個室では、1日につき追加料金が約2万円かかりました。
6日間の入院だったので合計プラス12万円ほどでした。
さらに、自分で希望した場合の差額ベッド代は医療費控除も申請できないのです(大部屋に空きがない/医療上必要などの理由がある場合は個室でも医療費控除できるらしい。)
それでも私は個室を選んでよかったと思っています。
でも次回の出産がもしあるとしたら、家計のことも考えて大部屋に挑戦してもいいかな…。なるべく窓際でトイレから遠いベッドがいいですね(笑)
両親学級などで病棟見学が事前に可能な産院もあるようなので、その場合はぜひ参加して判断材料にしてみてくださいね。