タカタ(Child Guard)のシートベルト固定型チャイルドシート「takata 04-beans」を購入して半年間が経ちました。
シンプルで安く人気のチャイルドシートですが、実際に使ってみての感想をレビューしたいと思います。
スペックと選んだ理由
- 重量:4.3kg
- 使用可能期間:新生児~48ヶ月
- 推奨最高体重:18kg
- 推奨最高身長:100cm
- シートベルト固定:可能
- ISOFIX固定:不可
- 回転:不可
- リクライニング:不可
- 生産地:日本
最大の特長はリーズナブルな価格ではないでしょうか。
新生児から使える日本製のチャイルドシートなのに、1万円程度~と非常に安く購入できます。
また、チャイルドシートを選ぶにあたって最も重要なのは安全性ですよね。
こちらの商品は、国土交通省のチャイルドシートアセスメントにて、乳児モードで最高評価の「優」を獲得していることが決め手となりました。
チャイルドシートアセスメントの結果については、国土交通省のこちらのページにてpdf形式で公開されています。
私はAmazonで注文して翌日には届きました。
4.3kgの軽量チャイルドシートということで、そこまで大きくないかなと思っていたら…
巨大な箱。
ネットで画像だけ見て小さそうと思っている方、本体サイズ:W450×D530×H615(mm) です。結構大きいですよ!
設置の向きと場所
設置ルールについては、以下のようになっています。
- 新生児~9kg:後向き設置のみ
- 9kg~13kg:前向きor後向き
- 13kg~:前向き設置のみ
9kg~13kgは前向きと後ろ向きどちらでも可となっていますが、
どちらでもOKな場合は後ろ向きの方が安全性は高いのでなるべく後ろ向きで設置したいところです。
また、設置は後部座席のみです。
助手席に取り付けると、事故の際にエアバッグがチャイルドシートに当たって危険なので不可となります。
設置の簡単さ
ネットのクチコミでは説明書がわかりにくいとの意見がありましたが、意外とすんなりと設置できました。
いきなり設置するのではなく、事前にある程度準備をしてから設置するのがコツ。
肩ベルト位置などの調整など、車に設置してから行うと面倒なので、家やガレージなど広いスペースがあるところで済ませておくと良いです。
車への設置自体はとても簡単で、本当にシートベルトを通すだけ。
シートベルトを座面下に通してロックしてから、ベルトの一部をチャイルドシートのフックに引っ掛けます。簡単だ…。
簡単なので設置ミスとかもあまりなさそう。
間違った設置は安全性を低下させるので簡単にきちんと設置できるのは重要◎
「通せんぼ」問題発生
しかしここで一つ問題が。
この商品はシートベルト固定式なので、
後ろ向きに設置するとシートベルトがもうとにかく邪魔!
こちらの画像を見ていただければわかるとおり、子供を乗せ降ろしするのに手前のシートベルトが「通せんぼ」状態になるわけです。
シートベルト固定式のチャイルドシートにおいては仕方のないことなのですが、想像以上に不便でした。
前向き設置になれば通せんぼ状態ではなくなるのですが…13kgまで耐える気力は私にはなかった。
ISOFIX固定式のチャイルドシートか、シートベルト固定式でも回転式のチャイルドシートであればこの「通せんぼ」状態は回避できます。
我が家はその後ISOFIX対応車を購入したので、ついでにチャイルドシートもISOFIXタイプのクルムーヴに買い替えました。
通せんぼが無いって快適!
重さ
4.3kgはやっぱり軽い!軽量ベビーカーと同じくらいの重さですもんね。
軽いといっても、構造がちゃちい感じはしません。
カーシェアリングやレンタカーを主に利用していてチャイルドシートをその都度持ち運ぶ人や、実家の車・2台目の車などにしょっちゅう設置し直す人にはとても便利。
軽いとはいえ、5分とか持ち歩くのは厳しいです。2~3分ならまぁなんとか…なる…かな、という感じ。もしくは台車に乗せる。
ちなみに、赤ちゃんを乗せたままチャイルドシートごと運ぶのはかなり大変だし危ないのでやめときましょう。
快適性
タカタ04beansはなかなか快適らしく、うちの子は新生児の頃からこのチャイルドシートにのると熟睡します。
最初は「チャイルドシート大きいなぁ…こんなのに入れて大丈夫か?」なんて思いましたが、ベルトをしっかり締めてちゃんと乗せることができました。
他のチャイルドシートを試したとき、小さめ・やせ型の赤ちゃんは肩ベルトが(最大限に締めても)構造上ゆるくてずれてしまうことがあったのですが、タカタ04beansは肩ベルトが外れることもなく安心でした。
座面はこんな感じでインナークッションつき。
リクライニングはできないので水平にすることはできません。
寝心地がどうなのかは本人に聞いてみないとわかりませんが、まぁでもよく寝ているし、我が家では快適性についてはOKということにしました。
月齢が進むとインナークッションを取り外さなければなりません。
取り外すとこんな感じ。ふかふか度は下がります。
また、こちらの画像からもわかるように肩ベルトの位置は3段階調整可能です(画像では真ん中の位置)
ベルトの長さも成長にあわせて調整できます。
最初は面倒なのですが、慣れてくると説明書を見なくてもできるようになりました。
バックル部分が他社のチャイルドシートよりも留め外ししやすくて、個人的には好きです。
まとめと全体評価
「通せんぼ」に耐えられるか。これに尽きる。
頻繁に車に赤ちゃんを乗せ降ろしする方には正直おすすめしません。ISOFIX式か回転式を購入することを推奨します。
実家用・2台目用・土日のみ等、たまに使う程度なら◎
そして安全性。
これは乳児モード(後ろ向き設置)にてアセスメント最高評価ということで、親としてはやはり最も重視したいポイント。
いくら快適でも、安全性が高くなければ意味はないですし。
とにかく安く安全なものを買いたい!という方におすすめです。
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