息子が生後2ヶ月の頃、乳首のサイズをSSからSにステップアップすると、乳頭混乱を起こしたのかミルクをダラダラこぼしたり上手く飲めなかったりするようになりました。
そこで色々なメーカーの哺乳瓶を試してみることに。
1歳になり使わなくなった哺乳瓶もそろそろ処分…する前に、それぞれのメーカーの特徴や長所・短所などをまとめておきたいと思います。
使った哺乳瓶たち
以下4種類の哺乳瓶を試しました。
- チュチュベビー スリムタイプ
- Betta(ドクターベッタ)
- ピジョン 母乳実感
- NUK(ヌーク)
並べてみるとこんな感じ。
チュチュベビーは細長くて、Bettaは特徴的な形、母乳実感はぽっちゃり系、NUKはおしゃぶりみたいな形の乳首、と各社見た目からして結構違います。
チュチュベビー スリムタイプ哺乳瓶
最終的にこちらの哺乳瓶に決めました。
チュチュベビーの乳首は赤ちゃんの吸う力にあわせてミルクの出る量を自然に調節してくれるので、月齢にあわせて乳首をサイズアップする必要がないのが最大のメリット!
乳頭混乱しやすい赤ちゃんでも大丈夫。
乳首はやわらかくて細身でシリコンゴムが薄め。
飲みやすすぎる乳首だと吸う力がつかない…なんて噂も聞きましたが、我が子はこちらのチュチュベビー育ちで物凄い吸引力なのでそんなことはない気がします(笑)
欠点としては調乳時にお湯が熱すぎると、ミルクがフタに漏れる(フタからは漏れない)ことが結構ありました。
あと、乳首の劣化が早い気がします。薄いからかな?
Betta(ドクターベッタ)
Bettaはブレイン乳首orスタンダード乳首、クロスカットor丸穴…と少々ややこしいシステム。
メーカーの説明書を参考にまとめてみるとこんな感じ。
クロスカット | 丸穴 | |
ブレイン乳首 | 「ブレイン」シリーズに最初からついている乳首。ママのおっぱいのように噛んでソシャクしないとミルクは出ない。固め。 | ミルクが自然と流れ出てくる乳首。ブレインxクロスカットでは飲むのが難しい赤ちゃん向け。固め。 |
スタンダード乳首 | 吸わなければミルクは出てこない乳首。スタンダードx丸穴では物足りない赤ちゃん向け。柔らかめ。 | 「ジュエル」シリーズに最初からついている乳首。ミルクが自然と流れ出てくる。飲むことを重視。柔らかめ。 |
我が家にはブレイン×クロスカットのBettaがあった(陣痛タクシーのマタニティギフトで頂きました♡)ので試してみたところ、息子はすんなり飲んでいました。
乳首の形はチュチュベビーと同様にやわらかく細身ですが、Bettaのほうがやや厚く感じました。持ちも良い!
Bettaの哺乳瓶はボトルの独特のカタチで空気を飲みにくくし、ゲップが軽減できるそうです。赤ちゃんの吐き戻しに悩むママにもおすすめ。
頭位性中耳炎を予防したり、誤嚥を防ぐ効果もあるとのこと。
…が、Bettaは洗いにくいし値段が高いということで貧乏な我が家では却下に。
哺乳瓶用のスポンジが奥まで入っていかないんですよね~
Betta社が出している専用のブラシを買えばいいんですがこれまた高いし…
また、ブレインクロスカット乳首は噛んで吸わないとミルクが出ない乳首のため、調乳したあとに温度確認しようとしてもなかなかミルクが出てこず私は手こずりました。
ピジョン 母乳実感
恐らく日本で最もポピュラーな哺乳瓶といえばコレ。
私も最初はこちらを購入しました。
乳首はSS、S、M、L、LLの5種類で、月齢に応じて変更する必要があります。
問題ない子も多いとは思いますが、うちの子は敏感なのか、サイズアップと同時にだらだらミルクをこぼすようになってしまいました。
本体価格はやや高めの設定となっています。
乳首のゴムはしっかりとして厚みがあり劣化しにくいので、乳首のコスパは◎
また、「母乳実感」という名前ではありますが、やや柔らかくて飲みやすいタイプの乳首なので、完母を目指しているけど上手くいかないという場合は、同じピジョン社の「母乳相談室」シリーズのほうがオススメ。
ちなみに母乳実感と母乳相談室の乳首には互換性があり、
- 母乳実感の哺乳瓶×母乳相談室の乳首
- 母乳相談室の哺乳瓶×母乳実感の乳首
のどちらも可能です。
【追記】明治 ほほえみ らくらくミルクとの相性が抜群
液体ミルクである「明治 ほほえみ らくらくミルク」が2019年に発売されましたが、専用アタッチメントを使うことで、液体ミルク缶に直接、母乳実感の乳首をつけることができます。
NUK(ヌーク)
NUKは、おっぱいで育っている赤ちゃんでも戸惑わずに飲めることが医学的に証明されている哺乳瓶だそうです。
乳首の形が特徴的で、おしゃぶりのようなカーブのある形です。
ミルクの出る穴が上あごの位置にくるようになっています。
乳首自体のサイズはS(0-6カ月用)とM(6-18カ月用)の2種類ですが、
穴の大きさが母乳/お茶/さ湯用(丸穴小S)・ミルク用(丸穴M)・果汁用(丸穴大L)と用途別に更に分かれているので計6種類となります。
残念ながらうちの息子は乳首があわずダラダラこぼれ気味になってしまいました。
まとめ
一言で哺乳瓶といってもメーカーによって全然違ってややこしい!
うちの子は生後2ヶ月まで母乳実感、その後チュチュベビーに乗り換えて1歳頃の卒乳までそのままでした。
最初は困惑していましたが3回目くらいで上手に飲み始め、それからはトラブルなくミルク生活を送ることができました。
乳頭混乱を起こしやすい赤ちゃんの場合は、チュチュベビーやベッタのように乳首のサイズが変わらないものがおすすめです。
また、液体ミルクを活用したい場合は母乳実感がとても便利です◎