車は欲しいけど、大金を払ってまで必要かと言われると、そうでもない。
そんな状況だった我が家、カーシェアサービスを比較し、カレコ・カーシェアリングクラブに加入してみました。
半年間、実際に利用してみての感想を書いていきたいと思います。
予約状況
予約の取りやすさ
自宅付近にたくさんステーションがあるし、車の台数も多い(徒歩10分圏内に5ステーション計15台程度の地域)ので、予約は比較的取りやすいだろう…と加入前は楽観視していたのですが、甘かったようです。
大規模マンションが多い場所ということもあり、土日祝の昼間はかなり予約が埋まっていました!
カレコは2ヶ月先まで予約できるのですが、土日祝の昼間の予約の埋まり具合は以下のような感じ。
- 1~2週間先: どの車種も既に予約が入っていて空きなし(15台もあるのに!)
- 1ヶ月先: 普通車はほぼ空きなし。料金の高い高級車は半分くらい空き。
- 2か月先: 余裕あり。予約の埋まりは3割程度。
平日は8割以上の車で空きがありました。
直近の休日だと予約できないのか?
上記のとおり、予約状況はかなり厳しいものがあるので、近い土日祝日にいきなり乗ることはできないのか…と最初は思ったのですがコツがありました。
カレコの予約システムは
- 変更やキャンセルは直前まで無料
- 直前でも予約可能
この制度ゆえ、「使うかもしれない日にはとりあえず予約を入れておいて、不要ならキャンセルしよう」と考える人がとても多いのです!
このような利用者は、予約前日~当日にキャンセルする可能性が非常に高いです。
車を使いたいけどすでに予約がいっぱいだ…という日でもあきらめてはいけません。
私は利用したい日の前日~当日にこまめに予約検索を行っています。すると、急にキャンセルがでることがあります。そこに滑り込みで予約を入れます。
私はこの方法により、9割くらいの確率で使いたい日に使用することができています (自宅周辺にステーションや車の台数が多いのでキャンセルが出ることも多いのですね)
また、カレコはキャンセル待ちという制度があり、使いたい車の予約が埋まっているときにキャンセル待ち登録をしておくと、予約があいたときにメールで連絡をしてくれます。
実際に利用して感じた欠点
予約がとりにくいのはストレス
予約状況の口コミに書いた通り、ふらっと気軽に車をつかえないというのはやっぱり不便です。
直前キャンセルでの空きを狙って予約検索を頻繁にするのも面倒くさい。
直前まで車が使えるか分からないというのはストレスを感じます。
たまにマナーの悪い利用者がいる
10回程度利用してまだ1度しかありませんが、たまにマナーの悪い利用者がいるようです。
カレコは全車禁煙のはずなのですが、乗車してみると明らかにタバコのにおいが!
トランクにある共用の清掃キットにファブリーズがあったので、とりあえず使用してしのぎました。
返却に間に合わないかもと焦りがち
交通状況などにより大幅に予定が押してしまい、返却に間に合わないかも?!と焦ってしまったことがあります。
6時間パックが超オトクなので、つい6時間で予約を入れてしまいがちです。
・距離料金無料
・時間料金は利用した時間分のみ
(6時間予約して3時間しか使用しなかった場合、料金は3時間分のみ)
・距離料金がかかる(16円/km)
・時間料金は予約した時間分かかる
(8時間予約して7時間しか使用しなかった場合、料金は8時間分かかる)
このように、6時間以内の予約だとかなりのメリットがあるのです。
6時間ギリギリの場合でも、6時間で予約してしまいたくなります。
と運転を焦ると危険ですし、もし間に合わず利用時間延長もできなかった場合はペナルティが高いです。
6時間だとあまり余裕がない場合でも、7時間、8時間…で長めに予約したほうが精神的に良いです。
チャイルドシートの持ち運び
殆どのカーシェアの車には、チャイルドシートの装備はありません。
ジュニアシートならば搭載されている会社が多いのですが…
チャイルドシートは最軽量のものでも4kg以上!重いものだと10kg超えです。
利用のたびに自宅からステーションまでチャイルドシートを持参(しかも子供を連れて)するのは、非常に疲れます。
夫婦で手分けするとか、ステーションが自宅の目の前とかだったら何とかなるかも。
そして、利用のたびにチャイルドシートを座席にセットする必要があります。
夫婦2人だけで過ごしていた頃はカーシェアはとても便利でしたが、子どもが生まれてチャイルドシート問題が発生するとカーシェアの利用は激減し、解約に至りました。
使ってみて実感した利点
専用カード不要
カレコでは専用の利用カードは不要で、スマホマイページorアプリの「利用開始」「利用終了」ボタンを押すか、Suicaなどの予め登録した自分の交通系カードをかざして開錠/施錠します。これが地味に便利でした。
ふらっと近くに外出して、カレコ使いたいなぁ…と思ったとき、スマホで予約、スマホで開錠してそのまま乗れます。
10分間の利用前点検時間がある
カレコは利用前の点検時間として、利用開始の10分前に開錠できます。また、この間の料金はかかりません。たとえば15時から予約をしていたら、14時50分から開錠できるということです。
ガソリン満タンにして返却する必要はない
レンタカーだと、返却前にガソリンを満タンにしなくてはなりませんが、カーシェアはそうではありません。
カレコは「ガソリンが半分以下になったら給油をしてもらえると助かります」というスタンスなので、必ず給油せねばならないというルールはないのです。
もちろん、次の利用者のためにある程度ガソリンを残しておくべきではあるのですが、忙しい時やガソリンの残りがじゅうぶんある時にガソリンスタンドに寄る必要はありません。
ちなみに、ガソリンが半分以下になっているときに給油をすると、300円分の利用クーポンがもらえます。
給油は専用のカードがあるのでもちろん無料です。
このクーポンは自動的に適用され利用料金から引かれます。
まとめ
以上、半年間使ってみて感じたことを書いてきました。
車を持つよりも圧倒的に安いので、小さな子供がいなくてチャイルドシート持ち運びの必要がない方には非常におすすめです。
予約が取りにくいのは嫌だなぁ…と悩んでいる方は、とりあえず数ヶ月試してみるのがおすすめ。
近くのステーションの予約混雑状況もわかりますし。
もし利用者が少なく、すいていたらラッキーです!
車を買ってから「カーシェアにすればよかった」と思うよりも、カーシェアを体験してから「やっぱり自家用車を買おう」と思うほうが費用的には損がないかなと思います。
▶ カレコ・カーシェアリングクラブ(公式)