【海外赴任】子供の英語教育-現地校編入前に準備したこと

アメリカへの転勤が決まり、まず不安だったのは長男の英語。ずっと日本で育っていくと思っていたので、英語学習はあまり重視していませんでした。そこで、赴任前に色々と対策を行い、基礎を学んでおくことで、ニューヨークの現地校(小学校/Kindergarten Grade)にかなりスムーズに馴染むことができました。この記事では、具体的な学習方法使った教材について書いていきます。

えいごレッスンえほん

英会話教室の「イーオン」が監修している知育絵本を購入しました。

付属のタッチペンで絵本の英単語やフレーズに触れると、ペンのスピーカーから英語の音声が流れます。

 
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クイズや歌もあって楽しい!よくできてる!

他にも類似品はたくさん売られていますが、子どもが自分で日本語と英語の切り替えを簡単にできてしまうものが多く…

 
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切り替えができると、子供は日本語でしか使わなさそう。

この本に決めた理由は英語オンリーだから。

また、しっかりした厚紙の本で、下の子も使えるのも良いポイント◎

 
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個人的には、2~3歳前後の子に最もおすすめ。年齢が上がるほど、刺激が足りずハマりにくい。

こどもちゃれんじEnglish

日本語のこどもちゃれんじを楽しんで受講していたこともあり、1歳半から1年間、こどもちゃれんじEnglishも追加受講していました。しかし…

「ぷち」(1歳~)の頃は、日本語・英語の両方のDVDや玩具を区別なく楽しんでいましたが、

「ぽけっと」(2歳~)になると、日常生活でどんどん上手になっていく日本語の方が楽しいようで、英語は興味を示さなくなり、解約。

そして、受講していた頃にいくつか覚えていた英単語は、解約してすぐに全て忘れました。

 
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【教訓】乳幼児の英語教育は、継続しないと無意味。

そして4歳になり、赴任が決まって、「すてっぷ」(4歳~)コースに再入会してみると…

“My English Pad Step” というタブレット教材があり、ドハマり。

息子にはこれまでタブレットを与えてこなかったので、この教材は相当魅力的だったようで、よく遊んでいました。

そして4ヶ月の受講(教材2回分)で、アルファベットの大文字全てと、30以上の英単語“More please!”等の簡単なフレーズいくつかを覚えました。

DVDは彼の好みの内容ではなかったようで、ほぼ鑑賞せず。

 
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教材全てを使いこなすことはできませんでしたが、タブレットでたくさんの英語を覚えてくれたので満足。

Kids Duo

日本全国各地にある、英語の集団保育 “Kids Duo”(キッズデュオ)に入会しました。

幼稚園の降園後に週2回、2時間、3ヶ月ほど=合計40時間程度を受講。

40時間は現地校でいう7日分程度。あまり期待はせず、英語に少しでも慣れてくれたらいいな~という気持ちでしたが、

自宅で学んだ単語やフレーズを実際に使ってみたり、先生の言っていることで(これ知ってる!)という体験があったり、

相乗効果を感じることができたので、行かせて良かったです。

料金やレッスン内容についてはこちらのブログで紹介しています↓

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現地の日本人学校

渡米してすぐの時点では、息子の英語力が心もとなかったので日本人学校に短期間通いました。

授業は基本的に日本語でしたが、アメリカ人講師による英語の授業が頻繁にあったり、希望制のESL(英語補習クラス)があったりと、英語に触れる時間も多くありました。

現地校ほどではないにしろ、日本にいた頃よりも明らかに英語力が伸びました。

また、英語に慣れるためのサマーキャンプを行っている日本人学校もあるようです。

ABCマウス

渡米後、ネイティブも学習に使っているアプリ “ABCマウス” を年間契約しました(アメリカ版。※日本版は提供終了)

英語、算数、理科、社会、絵本、アート…等を、総合的に英語で学べます。

せっかく課金するからにはハマってほしかったので、このためにFire Kidsタブレットを購入しました。

2年間の補償がついているので、「落として画面を割ったら…」「水濡れしたらどうしよう…」と心配する必要がないのが何よりも最高。

時間制限もできます。

 
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自分専用のタブレットを貰えたのが相当嬉しかったようで、帰宅後すぐにABCマウスで遊ぶほどハマりました(現地校に通う今もなお)

英語アニメ

英語を前向きに楽しんでほしかったので、アニメを英語で見せてみました。

言葉がわからないからつまらないかな…?と懸念していましたが、本人は何故か気にせず楽しんでいる模様。

アメリカにいる今は、Roku TVというストリーミングサービスを使って、Pokemon TVをよく見ています。

 
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ポケモンのアニメが見られるなら、英語でもいいらしい。

日本では、英語のアニメ配信は少ないと思いますが、VPNを使えば、英語圏のNetflixやHuluなどの配信サービスを視聴できます。youtubeも便利。

(ちなみに我が家はNordVPN を利用。安くて速くて対応が良いのでおすすめ)

ポケモンのほか、パウパト、ディズニー、ONE PIECE等、色々なアニメの英語版がありますね。

(英語のアニメはつまらない=英語は嫌い)と思われてしまうと寧ろマイナス影響なので、

  • “日本語なら30分、英語なら1時間見てOK”などメリットを提示
  • “日本版は見られなくなった”設定(渡米直後などに有効)
  • 子供が好きなアニメを選択する
  • 嫌がっていたらすぐにやめる
 
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日本語で内容を知っているアニメを英語で見ると、理解が速いので尚良し。

自宅でも英語で話す

息子が英語を少し理解し始めた頃から、私も、自宅では簡単なフレーズは英語で話すことを始めました。

行動が伴うので、息子も理解しやすく、特に毎日使うフレーズはすぐに覚えてくれます。

親がめちゃくちゃな英語で話していると、子どもも誤って覚えてしまうので、私は
  • 100%自信を持って合っている文章
  • 正確に発音できる単語

のみ英語で話しています。少しでも怪しければ日本語で。

家庭での英語フレーズは、こちらの本にたくさん載っていてとても参考になりました。

子供の英語力向上には、親の英語力も大事。

息子の「これは英語でなんて言うの?」「今のアニメ何て言ってたの?」に正確に答えるべく、日々勉強中です。

現地校入学時の英語力

このように半年ほど英語学習を続けて、息子の英語力は

  • アルファベットの大文字・小文字を全て読み書きできる
  • 100までの数字、色、形、フルーツ、身の回り品などの英単語を話す・聞く(読みは少し可、書きは不可)
  • いくつかの簡単な文章を話す(「僕の名前は~」「これを開けてください」「トイレに行っていいですか」等)
  • 言われている簡単な文章が何となくわかる(「手を洗って」「それを取って」「何歳ですか?」等)

という感じ

そして、現地校編入時の英語力テストでは、4段階中、下から2番目レベル(初中級)でした。

現地校に通っている日本人のお友達は、1番下のレベル(初級)が多いようなので、息子、がんばったのではないかなと思います。

「英語がわからないから学校行きたくない!!」という拒否反応を示すこともなく、すんなりと現地校に馴染んでいきました。

(息子にとっては、言語よりもむしろ、現地校の雰囲気やお友達の方が嫌だったようで…この話はまた改めて書く予定)

 
mint
英語に対して前向きな気持ちで、良いスタートが切れてよかったです
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