NYマンハッタンにある世界最大級の美術館”The Metropolitan Museum of Art”(メトロポリタン美術館。通称 the MET)に、家族で行ってきました。この記事では、
- 持ち込めないもの(離乳食はOK?問い合わせました)
- チケットと料金
- NYC在住者が無料で入館する方法
- 回り方。入館したらまずやること
- レストラン
について書いていきます。
アクセス
メトロポリタン美術館は、セントラルパークの内部、東側の 80th St ~ 84th St にあります。
最寄り駅は地下鉄4,5,6ラインの 86 St 駅。
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メトロポリタン美術館の正面入り口はこちら。
この階段は、ドラマ “ゴシップガール” でブレア達の溜まり場として度々登場していた有名スポット。
ベビーカー・車椅子用の入口は、階段を上らずに向かって左にあります。

私達は11時頃に到着し、15分程度並びました。平日でしたが、アメリカの学校は夏休み中なのと、日曜日と祝日の間の日だったこともあり結構混雑していました。
開館時間は10:00~17:00(金曜日・土曜日は~21:00)、毎週水曜日は定休日です。
館内ルール
貴重なコレクションを守るため、館内へ持ち込みできる物には厳しいルールがあり、入館前に空港のようなセキュリティチェックを通ります。
詳しくは公式サイトのVisitor Guidelinesに記載がありますが、多くの方に関係しそうな点を簡単にまとめると…
- 大きなバッグや荷物は持ち込み不可(スーツケース等注意)
- リュックは小さなもののみ可。背負わず、体の前にかけること。
- 水以外の飲食物の持ち込み不可(現在開催中のゴッホ展など一部の展示では水も禁止)
- ベビーカーは特大サイズを除き可(現在開催中のゴッホ展など一部の展示には通常サイズのベビーカーでも入れません)
- 抱っこ紐は可
子連れ情報
水以外の飲食物は不可ということなので、離乳食は?と問い合わせてみました。
離乳食は、明確に記された容器(元々のパッケージのまま等)に入れてお持ちください。ギャラリー内では、持ち込まれたものの飲食は禁止となっておりますので、お食事を与える際はG階”ウリス・エデュケーション・センター”の後方にある廊下をご利用ください。
チケットと料金
公式サイトの”Buy tickets”からオンライン購入できるほか、チケットカウンターや自動券売機もあります。

料金表(2023年7月現在)
大人(12~64歳) | $30 |
シニア(65歳以上) | $22 |
学生※要ID | $17 |
子供(12歳未満) | 無料 |
また、NY在住者、NY, NJ, CTの学生は、自分でチケットの値段を決められます(極端な話、$1でもOK)。チケットカウンターのみ対応。住所を証明できるIDが必要です。
NYC在住者:無料で入館する方法
カルチャーパス
NYCライブラリーカード所持者向けのサービス、『カルチャーパス』を使えばチケットが無料になります。
ニューヨーク市の『カルチャーパス』は、市内にあるたくさんの博物館や美術館に無料で入館できるとてもお得なプログラム。市内在住者なら簡単に会員になることができます。国籍や永住権は関係ないので、駐在員や帯同家族もOKです。mint在[…]
IDNYC
NYC在住者向けのIDカード“IDNYC”を所持していれば、この方法が最もおすすめ。
なんと1年間の無料メンバーシップ特典があり、毎日無料で入館できるほか、同伴する18歳未満の子供の入場料も無料になります。また、ギフトショップでの割引もあります。
”Members Services”のカウンターでIDNYCカードを見せ、メールアドレスを伝えるだけで、会員カードと当日の無料チケットをすぐに発行してもらえました。

展示
館内はとても広く、300万点もの美術品があります。
見学に必須のマップは、インフォメーションやチケットカウンターで入手できます。
人気の“European Paintings”(ヨーロッパ絵画)のギャラリーは2階中央奥ですが、私が訪れた際は閉鎖されていて、南側のエリアに移されていました。結構こういうことがあるので、マップを要確認。

期間限定展示は、ギャラリーそばのスタッフさんが持っている看板のQRコードをスマホで読み込み、ウェイティングリストに登録して順番待ちをします。
また、絵画のみならず、実物の展示もたくさんあります。

1階”Modern and Contemporary Art”横のエレベーターからは、屋上のルーフガーデンに上がることができます。バーではアルコール類の提供もあります。
レストラン
館内のレストラン一覧とメニューはこちら(公式サイト)
The Met Dining Room や Balcony Lounge は大人な感じなので、子連れの私たちは回避しました。
The Eatery (GF)
カジュアルなフードコート。
ピザ、肉、寿司、サンドイッチ、パンなどを、カウンターで注文するかセルフサービスでトレイに乗せ、中央レジでまとめて会計するシステムです。


子連れ情報
賑やかで気兼ねしない雰囲気で、子連れにおすすめ。ハイチェアもありました。ベビーカーをテーブルに横づけ可能。
Petrie Court Cafe (1F)
パンやタルト、スナックなど軽食中心。混んでいて断念。
子連れ見学の感想
メトロポリタン美術館は、絵画だけでなく彫刻、遺跡、家具など幅広いコレクションがあり、ゆっくり見ていると一日では見終わらないほどでした。
絵が多めのMoMAに比べて、コレクションの幅が広いMETの方が子どもが退屈しなくて良いかも。
人がとても多くて、みんな普通に会話しながら見学しているので、乳幼児連れでも問題なく見学できました。騒いだりふざけたりしなければ大丈夫。
トイレがそもそも少ないのと、おむつ替え台が本当にただの台(ベルトがない・硬い)だったので、おむつ替えや、トイトレ中の幼児はややハードな感じ。
ベビーカーについては、館内は一部を除きバリアフリー対応されていますが、エリア移動の際に少し段差があったりして、エレベーターを使うと結構遠回りになります。
たとえば、2階中央部から”Asian Art”のエリアに入るには階段がありますが、ここを通過するには、一度エレベーターで1階に降りて、”Egyptian Art”の中を通り、またエレベーターで2階に上がると、”Asian Art”の中央あたりに着く…というような感じです。
MoMAに続いて2回目の子連れ美術館でしたが、今回も快適に見学できました。ニューヨークには美術館がたくさんあるので、駐在中にできる限り多く行ってみたいです。
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