ニューヨークの地下鉄は、慣れれば便利な交通手段ですが、日本とは異なる点も。
この記事では、写真つきで以下を解説していきます。
- 時間帯や曜日によって異なる路線図
- 運賃とチケット、便利な支払方法
- 乗り方、間違えやすいポイント
路線図
MTA(ニューヨーク州都市交通局)のサイトに公式の路線図PDFがあります。

路線図の見方で重要な点は、駅の色。
・●(黒丸)の駅は各停のみ(快速は通過)
ちなみに車椅子マークはバリアフリー駅であることを示しています。
週末や深夜は、運航範囲や停車駅が大きく異なるので注意。
とてもわかりにくいので、路線図と睨めっこするよりもGoogle Mapで経路検索した方が良いです。時間帯や曜日も反映されてるし、遅延情報も出ます。
運賃と切符
乗車料金は一律$2.75(2023年7月8日時点)
大人と同伴の場合、44インチ(約112cm)以下の子供は3人まで無料です。
切符はなく、下記4つの支払手段のうちどれかが必要。
タッチ式のクレジット/デビットカード旅行者おすすめ
タッチ決済が可能なカードを用意します。

これを改札の「OMNY」にかざすだけ。登録・事前購入・チャージなど一切必要なし。もちろん日本のクレカでも大丈夫です。
スマホ/スマートウォッチ在住者おすすめ
クレカをApple PayやGoogle Payに登録したスマホを「OMNY」マークにかざすだけ。
カードを携帯する必要がなく、チャージ等も要らないのでとても便利。日本もこの方式にしてほしい。
Apple Watchなら、スマホを取り出す動作すら無く通れる。最高。
OMNYカード
コンビニ等で買えるタッチ式のカード。要チャージ。日本でいうSuica。
メトロカード
券売機で買える磁気式のカード。

改札のカードリーダーで読み取って通ります。事前に要チャージ。近々廃止されるらしい。
乗り方
改札~ホーム
“Entry”と書いてある改札を通ります。路線名が表示されているので確認。
改札内に入ったら、乗りたい路線の記号と方面が書いてある看板を探してホームに下ります。
例えば…


路線を間違えることはあまりないと思いますが、方向は要注意。
・Downtown:マンハッタンの南側


ホーム
電光掲示板がある駅は少ないです。
左右のどちらのホームから乗るべきかわからない場合は、吊り下がっている看板をよく確認します。
電車の正面に路線名(この場合は「B」)が書いてあります。
また、車両側面にも路線名、(始発駅←書いていないこともある)、終着駅の表示があります。
乗車
車内はこんな感じ。吊革はありません。
日本のような電光掲示板やスクリーンはなし。
降車駅が近づいたらホームを見て駅名を確認して降ります。
ホーム~改札
出口が複数ある駅も多いので、頭上の”Exit”看板をよく見て進みます。例えばこの駅では、こちらの出口だと

につきますが、反対側は

となっています。
また、改札も


のように分かれていることがあります。
乗り換える場合は、改札を出ずに乗り換えホームに向かいます。
改札を出るときは、カードやスマホを通す必要はありません。

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以上、慣れればとても簡単なのですが、最初は少しややこしく感じるかもしれないニューヨークの地下鉄の乗り方でした。
▶次の記事≫【子連れニューヨーク】ベビーカーでも快適に地下鉄に乗る方法
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