卵巣嚢腫摘出手術#2|手術前の処置~手術室

卵巣嚢腫の摘出手術がいよいよ始まります。(前回の記事はこちら

手術は13時頃から開始予定。それまでの間は、手術に必要な色々な処置をしてもらいます。

この処置がとてもつらかった…なんなら手術よりも。

点滴ルート確保

朝、さっそく看護師さんが点滴の針を刺しにきました。

mint
(点滴ね、何回も刺したことあるし、余裕余裕。どうぞ刺してくださーい)

…ん?看護師さんが顔をしかめてる…?

看護師
血管細いですね〜刺せるかなぁ、これ…

病院で点滴刺せなかったことなんてないけど?この看護師さんもしかして慣れていないのかな?

とか思っていたら(超失礼)

看護師
手術用の点滴の針は一番太いんですよね〜

ひとことで点滴と言っても、太さは色々あるらしい。

手術用の点滴は、輸血に使う可能性もあるので太いものなんだとか。

看護師
もうひとつ細い点滴なら絶対に入るんだけどな〜…ま、とりあえず刺してみましょう!

“とりあえず”…ブスッ…ぐりぐり…ぐりぐり…引っこ抜き…刺し…

mint
(血管じゃない所にそんなに針さして大丈夫なの?!あと普通に痛い)

5分ほど抜き差しを繰り返しても結局入らず、私が気持ち悪くなってきたところで一旦中止。

なんだこれ…誰も書いてなかったぞ…つらい…!

看護師
少し経ったらまた挑戦しましょうね〜

笑顔で恐ろしい事を言って去って行きました…。

そして暫くして再挑戦し、また入らず、(痛い…もうやめて…タスケテ…)と涙目になっていると

ボスっぽい看護師さんが部屋に現れました。私の腕を一通り眺めたあと、

ボス看護師
う〜ん…これは…細いね

右腕をタオルで温め始めました(左腕はもう内出血まみれでムリ)

温めることで血管が見えやすくなるとか。

そして何度かグリグリ針を動かして…

入ったー!!!

やっと…終わった…(泣きそう)(ここまで1時間半)

朝から絶飲食なので、水分補給の液体が点滴されました。

腕の角度によっては点滴落ちてないけど…まぁ、いいか、ということになりました。
いいのか…よかった…(?)

【悲報】子供、熱を出す

夫から電話が入り、子供が発熱したとのこと。

37.8℃という、元気だけど保育園には行けない微妙な発熱。

mint
子供ってこういう時に限って熱を出したりするよね。

手術で想定外の事態が起きた場合、事前説明にない処置をするのに夫の同意が必要な可能性があり、夫は病院で待機する必要があるため

子供:保育園
夫:有給をとって私の付き添い

の予定でしたが、発熱により子供も夫も自宅待機に変更となりました。

夫の同意が必要になった場合は、病院から夫の携帯に電話してもらうことに。

mint
ご主人は必ずすぐに電話に出られる状態で待機してくださいね。
mint
なんとか手術できそうでよかった…
発熱したという連絡が夫からあった時には、入院しちゃったけど手術できないかも?と心配になりました。

【朗報】浣腸が免除された

また、午前中に浣腸の予定でしたが、

mint
昨日の下剤がよく効いてトイレ行きまくってます。もはや水しか出ません

と申告したところ

看護師
そんなに出てるなら…いいか

浣腸が免除されました(やったー!)

手術がなかなか始まらない

手術は13時頃からと聞いていましたが、手術着に着替えてくださいと言われた時点で既に13時半。

空腹に耐え、
ときおり緊張したり、
子供の写真を見てなぜか涙ぐんだり…

と待つこと2時間

15時、ようやく手術室入りです。どきどき。

人生初の手術室

手術室には普通に歩いて入り、自分の足で手術台に乗ります(緊張する!)

まず酸素マスクやいろいろな計測器をつけられ、横向きに寝ると背中に皮膚の麻酔が塗られます。

そして硬膜外麻酔の針が刺しこまれます。

mint
背骨の骨と骨の間に針が入るなんてめちゃくちゃ痛そう!

と思っていましたが、先に皮膚の麻酔をしてもらったおかげかあまり痛くなかったです。

硬膜外麻酔の針をテープなどで固定してもらい、仰向けになるといよいよ全身麻酔のお薬が点滴から入ってきます。

手術室に入ってからここまで20分くらいかかったように思います。

看護師さんの「眠くなりますよ〜」の声を聞いて意識が途切れました。

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続き

卵巣嚢腫の摘出手術を受けた私(前回記事はこちら)目が覚めたら手術が終わっていました。一瞬で…というよりは割としっかり寝たような感覚がありました。手術直後の状態は…手術室からお部屋まではベッドで移動したのですが、そのとき執刀医の先生[…]

駐妻のつぶやき