ニューヨーク現地校|編入手続きと必要書類

このブログでは、子供をニューヨークの現地公立校(幼稚園・小学校・中学校)に編入させるにあたり、どのような手続きや書類が必要かを実際の経験を交えて書いていきます。

前回の記事で書いた通り、手続きを始める前に、まず、学校の定員に空きがあるかを確認し、手続きのアポを取りましょう

関連記事

ニューヨークの現地公立校(パブリックスクール)には定員があります。そのため、編入するにはまず空きを確認する必要があります。mint日本とは異なり、定員を超えてしまうと学区内の学校でも入れなくなります。ゾーン校に空きを確認[…]

書類を揃える

New York City Department of Education (NYCDOE) の Enrollment Forms を参照し、書類を揃えます。

Registration Checklist (PDF) によると、現時点(2023年3月)の必要書類は下記の通り。

  • 子供の年齢を証明できるもの
  • 予防接種記録(あれば)
  • 成績表/成績証明書(あれば)
  • 住所を証明できる書類2つ

子供の年齢を証明できるもの

パスポートでOK

予防接種記録

各種学校、サマーキャンプ、習い事など、アメリカの医師免許を持つ医師による予防接種証明が必要なことが何かと多いので、提出用の書面は日本で翻訳してくるよりも渡米してから準備した方が良いかと思います。

私はニューヨークの日本人医師に母子手帳を見せ、NYの基準に合わせて追加で予防接種を何本か打ってもらい、英語で書面を作成して頂きました。

成績表/成績証明書

なしで大丈夫でした(低学年だからかも)

住所を証明できる書類

私はIDNYC(ニューヨークIDカード)と、Con Edison Bill(電気代の請求書)にしました。

住宅の賃貸借契約書、家賃の領収書、給与明細、ケーブルテレビの請求書、運転免許証なども使えるようです(Registration Checklist参照)

編入手続き

アポイントメント当日は、先述の必要書類を持って学校へ。

保護者のID(パスポート等。学校に入るために必要)ペン(書類記入用)も持って行くと良いです。

オフィスでは、たくさんのフォームを渡され、ひたすら書きつづけました。

Parent/Guardian Home Language Identification Survey

言語に関する調査票。

  • 子供が何語を理解しているか、家で何語を話すか
  • 以前行っていた学校の場所と言語
  • 保護者は何語で学校と連絡を取りたいか

等の質問に回答します。

Consent to Photograph, Film or Videotape a Student for Non-profit Use

子供の写真等を学校が使用することの同意書。

18歳未満の子供については保護者が、18歳以上の子供は本人がサインします。

Housing Questionnaire

住宅環境を以下の5つから選びます。

  1. Doubled Up:住居を失ったため、または経済的困窮の結果、他の家族または他の人と一緒に居住
  2. Shelter:緊急または一時的なシェルター
  3. Hotel/Motel:緊急または一時的なシェルターではないホテルで、支払いを伴う
  4. Other Temporary Living Situation:トレーラーパーク、キャンプ場、車、公園、公共の場、廃屋、道路、その他不適切な居住空間
  5. Permanent Housing:通常のアパートメントや家

また、Unaccompanied Youth(親や保護者に物理的に保護されていない青少年)の場合は、その項目にも✓をつけます。

Federal Parent/Guardian Student Ethnic & Race Identification

子供の人種についての質問に回答します。

  1. Is the student Hispanic, Latino, or of Spanish origin?:ヒスパニック、ラテン系、スペイン系の生徒かどうか。
  2. Select one or more races from the following five racial groups.:人種を1つ以上選んでください。
    ・American Indian or Alaskan Native:アメリカorアラスカ先住民
    ・Asian:アジア人
    ・Native Hawaiian or Pacific Islander:ハワイor大西洋諸島先住民
    ・Black:黒人
    ・White:白人

Student Health & Medical Information

  • 子供のかかりつけ医の名前、電話番号、住所
  • IEP/504(障害等による個別プログラム)の認定を受けているか
  • アレルギー、医療、食事における必要な配慮

Emergency Contact Card

  • 保護者の連絡先
  • かかりつけ医の連絡先
  • 保険の種類
  • 怪我や病気等の緊急時に、連絡先の全員に連絡がつかなかったらどうしてほしいか。
  • 緊急時または病気でお迎えが必要なとき、子供を引き渡して良い人の名前3人
  • 子供に接することを禁止する人の名前(いれば)

また、私は、Family Welcome Center との連絡の際に記入した “Student Registration Form” も印刷して持っていきました。Family Welcome Centerを経由していない方は、これも現地で書くのかなと思います。

mint
人種や言語についてのフォームがあり、さすが多民族国家という感じ。また、IEPや504など、日本にはないシステムについての項目も多く、スマホで調べたり担当者に聞いたりして書き終えました。

そして、学校案内の紙をもらい、送迎や昼食についての説明を受けて、手続き完了。

所要時間は1時間程度でした。

子供はその間、紙とペンを貸してもらいお絵描きして遊んでいました。

そしてそのままクラスルームに案内され(←アポ取りの際、いつから通い始めたいか聞かれ、私が即日スタートを希望したため)、いよいよ現地校に通い始めることになりました。

\他にも色々書いています/
アメリカ現地校関連の記事一覧

駐妻のつぶやき