我が家では、長男誕生時からAprica(アップリカ)の三輪ベビーカー “Smooove AB(スムーヴ)”を愛用しています。
購入を検討中の方の参考になればと思い、画像つきで可能な限り詳しくレビューしてみます。
(本記事は、2019年2月2日に投稿した記事をリライトしたものです)
幌(日よけ)がすごい
スムーヴを使って一番感心(?)したのが、幌(日よけ)のアレンジが豊富なところ。
画像①の部分はメッシュで、走行中も赤ちゃんの顔がよく見えます。
ハンドル側(自分の後ろ側)に太陽があるときは、①の部分だけを畳むと良いです。
この状態でも②部分に開閉可能な窓があるので、赤ちゃんの様子を見ることができて便利。
さらに③部分も畳んで②のみにすると、適度に日差しを遮りながら赤ちゃんは外を見ることができます。
うちの子は大きくなってくると外の世界を見たがったので、この状態での運用が増えました。
半端ない走行性能
まず、操作性が普通の四輪ベビーカーとは全然違う!
操作しやすく、軽い押し心地です。
段差も軽々乗り越えるタイヤ
スムーヴのタイヤはとても大きいです。
車道から歩道に乗り上げる際、PATTAN(ピジョンのAB型四輪ベビーカー)を使っていたころは段差にストレスを感じていたのですが、スムーヴはもうめちゃくちゃラク!!
前輪を持ち上げるように力を入れてハンドルを操作して…なんてことは必要なく、スルッとそのまま低い段差を乗り越えてくれます。
タイヤが大きいので、粗いアスファルトや点字ブロックも気になりません。
ジャリの多い公園も入っていけます。
スムーヴ、最高です。
リクライニングと背もたれ
スムーヴのリクライニング角度は120度から170度までとなっており、水平にかなり近い角度までリクライニングできます。
スムーヴは生後1ヶ月から使用できるベビーカー。
これなら首や腰がすわっていない赤ちゃんでも快適にねんねできそう。
なお、上の画像では足のせ部分をナナメに下げていますが、簡単な調整をすれば足のせ部分も水平にすることができます。
リクライニングをフルに起こすと120度。
リクライニング角度の調整は、背面の紐を引っ張ったりゆるめたりすることで可能です。
120度 or 170度というわけではなく、140度でも160度でも好きな角度にできます。
大容量のカゴは有難い!けど…
スムーヴのカゴは最大30L(5kg)まで物を入れられてめちゃくちゃ便利!
ベビーカーを操作すると手に物を持てないので、必然的に荷物はカゴの中。
というわけでカゴが大きいのは超重要。
…なのですが、スムーヴは後ろからしか荷物を入れられません。
前から荷物を入れられないのは慣れればまぁいいとして、カゴの途中にあるバーはかなりジャマ。慣れない。
ちなみにポケットがカゴ内に2つあるのですが、しゃがむのが面倒なので殆ど使ったことはありません。
財布やスマホはベビーカーオーガナイザーを取り付けてそこに入れています。
改札を通れるか?
電車によく乗る方にとって、ベビーカーで駅の改札を通過できるかは重要ですよね。
バリアフリー対応の広い改札だけではなく、通常の改札を通れるベビーカーなら尚良し。
日本の自動改札機の横幅は55~60cmらしいので…あれ?横幅55cmのスムーヴは改札をギリギリ通れない?
スムーヴの横幅はスーパーやコンビニの通路もラクラク通れるし、子供が窮屈そうでもない、絶妙な大きさだな~といつも感じています。
ちなみに、バスに関しては、運転手さんの横の通路を通ることができませんでした(ノンステップバスなら通れました)
ベルトまわり
ベルトはよくある5点式で長さ調整可能。
赤ちゃんの成長にあわせて、ベルト高さも3段階で調節できます。
外すときはバックルを押すだけで簡単です。
すこし固いのでうちの子はずっと解除できませんでした(助かる)
腰部分にはサポートクッションである「腰マモールパッド」が付属しています。
取り外しでき、生後1ヶ月~3歳頃まで使用可能です。
首すわりの頃(目安:生後4ヶ月)まで使う「頭マモールパッド」もあります。
ふかふかのクッションで枕みたい。
赤ちゃんの姿勢を適正に保ってくれるそうです。
フロントバーは取り外し可能
スムーヴにはフロントガードがついています。
赤ちゃんを乗せ降ろしするときフロントガードが邪魔だな~と感じる場合は、都度簡単に外すことができます。
フロントガードカバーは、ファスナ―付きで簡単に外して洗えます。
(※スムーヴプレミアムの場合はレザー調で洗えないので、タオルで汚れをふき取る)
ストッパーとハンドルブレーキ
スムーヴのストッパーは片側だけで左右両方の後輪をロックできます。
ハンドルにはハンドルブレーキもあります。握るだけで短時間の停止時に使えます。
また、スムーヴはハンドルが左右に分かれていないベビーカーなので、ちょっとしたときに片手で操作することも可能。
背面カバーも調節可能
本当によく作りこまれているなぁ…と思うのが、背面カバーの位置まで調節できるようになっているところ。
上の画像のように丸ごとカバーをかけることもできるし、
このようにカバーを上げて通気性をアップさせることもできます。
58cmの超ハイシート
ハイシートとは座面の高さが50cm以上のことを言うそうですが、スムーヴの座面高さは58cm。
乗せ降ろしをする大人の腰に優しく、夏は地面の暑さから赤ちゃんを守ってくれます。
折り畳みの方法
大きくて重くてゴツいイメージの三輪ベビーカーですが、スムーヴの折りたたみは意外と簡単。
シート腰部分のカバーをめくると、ご丁寧に「引いてたたむ」と書かれたベルトがあります。
これを真上に引き上げるだけで折りたためます。簡単!
あとはロックがかかっていることを確認し、かかっていなければカチッとロックをかけます。
前輪が後輪と並行になっていれば自立します。
スムーヴの短所は…
重い
9kgって聞くとそうでもないかな?と思うかもしれませんが、
カゴに荷物を入れたりベビーカーアクセサリをつけたりすると超ヘビー級。
ウィリーしやすい
スムーヴは三輪ベビーカー&超ハイシートなので前輪がウィリーしやすい(浮きやすい)です。
ベビーカーフックをハンドルに取り付けて荷物をたくさん引っ掛けると、簡単にタイヤが浮きます。
特にフルリクライニングしていると、重心が後ろ側にかかってウィリーしやすいです。
対策としては…
- カゴに荷物をたくさんいれて重心を下げる
- ベビーカーフックをつける場合は重いものを掛けない
- ウィリーしやすいことを頭に入れて使用者が気を付ける
バッグはカゴにいれるかリュックを使うようにして、スマホや財布はオーガナイザーに入れるのがおすすめです。
対面走行できない
スムーヴは背面式ベビーカー。対面走行はできません。
幌の窓から赤ちゃんの様子がちゃんと確認できますしね。
まとめ
スムーヴの最大の魅力は、軽い押し心地と大きいタイヤ。
持ち運ぶ/持ち上げる機会が多い方には正直おすすめできません。
折り畳みに関してはあまり辛くないので、電車で畳むことが時々あるという程度の方なら大丈夫かなと思います。
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以上、とても気に入っているベビーカー「スムーヴ」の口コミを書いてみました。
購入前は同じ三輪のエアバギーと迷いましたが、58cmの超ハイシート・生後1ヶ月から使えることが決め手となりスムーヴに決めました。
長男のベビーカー卒業(2歳)まで使い続けることができ、大活躍してくれたのでよかったです。