妊娠週数が進んでくると、超音波検査で赤ちゃんの細かいサイズがわかるようになってきます。
平均よりも頭が大きかったり脚が短かったりして「もしかして病気?」と心配になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
私も同じ経験をしましたので、詳しく書いていきたいと思います。
頭が大きい?!足が短い?!
私の場合は、妊娠14週まではCRL(頭殿長=頭からおしりまでの長さ)の計測があり、以降はBPD(頭の横幅)・AC(腹囲)・FL(太腿の骨の長さ)の計測になりました。
ある日、ふとエコー写真を見ていると、見慣れない項目があることに気が付きました。
調べてみると
GD
妊娠何週相当かを表す数値。
=頭の幅は36.4mmであり17週0日相当
SD
平均からどれくらいずれているかを表す数値。
SDが-1.5~+1.5の範囲に収まっていれば標準範囲内らしい。
焦ってGoogle先生に質問「赤ちゃん 足 短い [検索]」
すると、「ダウン症や染色体異常だと頭が大きい傾向にある/脚が短い傾向にある」なんて不安をあおる記事がー!!(こういうの禁止してほしい本当に)
FL(大腿骨の長さ)一覧
我が子のFLの経過はこんな感じでした。
週数 | FL | GA | SD |
---|---|---|---|
16週 | 21mm | 16w2d | -0.6 |
26週 | 42mm | 24w4d | -1.0 |
28週 | 50mm | 28w2d | -0.1 |
30週 | 53mm | 30w0d | -0.4 |
32週 | 57mm | 31w6d | -0.4 |
34週 | 60mm | 33w3d | -0.6 |
36週 | 62mm | 34w4d | -0.9 |
37週 | 64mm | 35w5d | -0.7 |
38週 | 58mm | 32w2d | -2.9 |
39週 | 68mm | 38w3d | -0.3 |
常に平均よりも短く、2週遅れなんてこともしばしば。
妊娠38週ではなんと32週相当とされてしまいましたが、34週のときよりも短いなんてことはないと思うのでこれは測り間違いかな。
BPD(頭の直径)一覧
週数 | BPD | GA | SD |
---|---|---|---|
16週 | 36mm | 17w0d | 0.2SD |
26週 | 67mm | 26w6d | 0.7SD |
28週 | 74mm | 29w5d | 0.9SD |
30週 | 78mm | 31w3d | 0.6SD |
32週 | 82mm | 33w1d | 0.5SD |
34週 | 84mm | 34w4d | 0.1SD |
36週 | 89mm | 37w2d | 0.4SD |
37週 | 91mm | OOR | 0.7SD |
38週 | 91mm | OOR | 0.4SD |
39週 | 95mm | OOR | 1.0SD |
常に平均よりもやや大きく、37週にはOOR(範囲外)になってしまいました。
結果
そして不安になりつつ出産し……染色体異常はない元気な男の子でした!
産まれた直後は
と思いましたが、新生児室で他の子と並べられている我が子、がっつり頭大きい。
さらに、産後しばらく経って、他の子と遊んでいる我が子、脚短い。
エコーは確かに正しかった。
その後
しかし、もうすぐ1歳になる今、頭はむしろ小さめ。脚はまだ短いけど。
エコー検査は誤差もありますし、お腹の赤ちゃんにも個性があります。
エコー検査でBPDが長くても、FLが短くても、ダウン症とは必ずしも結びつくことではないです(体験談)
妊娠初期の赤ちゃんのNT(首の後ろのむくみ)や、内臓疾患がないかどうか等、色々な要素から医師は異常の有無を判断しているようです。
問題を指摘されていない限りは、気にしすぎず楽しいマタニティライフを送ってください!
どうしても気になる!という方は、新型出生前診断(NIPT)をすることで、採血のみで染色体疾患を判定することができます。